鮭の加工(魚屋の独り言)
たて塩法(塩水法)は
塩水に漬け込むため鮭の旨みが
水に溶けだして、鮭の味が落ちますが
水分が抜けないため、歩留まりが良く
塩分にムラがなく塩分が平均しています
山漬け方
一尾づつ魚に塩を振る、塩蔵方法なので手間がかかり歩留まりが悪いのですが
じっくりと水分が抜けていくので
味は濃縮されて美味しくなります
沖漬け(辛塩)
船内で塩漬けにして塩蔵処理したもの
陸揚げまでの期間、じっくりと塩が
なじんで、水分が抜け旨味が濃縮され
塩辛い鮭は夏の塩分補給に最適
丘漬け(中辛)
陸上へ持ってきて塩蔵処理したもの
鮭の真の部分までは塩がなじんで
いないため、腹の身が薄い部分は
塩辛いのですが、背の部分は
表面が中辛状態になっています
振り塩、ひとしお、甘塩
鮭を切った後で、
少量の塩を振った鮭で、
そのままバター焼きや
フライなどに利用します
トバ
三枚に卸した後、その身を細 い
棒状に切り天日で干したもの
氷頭なます
鮭の鼻の軟骨を酢漬けにしたもの
メフンの塩辛
鮭の腎臓(血合い)の塩辛
酒びたし
半年間、寒風にさらして完全
に干し上げたもので
日本酒に浸して食べます
ルイベ
お刺身用の生の鮭の柵を
凍ったまま薄く切って食べます
筋子
鮭鱒類の魚卵のことです
鮭はサケコ、鱒はマスコ、
紅サケはベニコ、銀鮭はギンコ、
ますのすけはスケコなどと
呼び分けしています
いくら(ロシア語)
筋子をバラバラにして
塩漬け加工したものです
バラ子とも言います
醤油筋子
筋子を酒、砂糖、醤油、味醂など
で味付けしたものです
guramu98