CAS
セル・アライブ・システム]
(魚屋の独り言)
食べものを冷凍し、
-18˚Cより低い温度にすると、
バイ菌やカビが繁殖できなくなり
何年間も保存することが出来ます
しかし冷凍すると
表面から凍り始めることで、
食品内部の水分子は、
外側の氷に毛細管現象で吸い上げられ、
内部が乾燥します。また、
凍るのに時間がかかると、
氷の結晶は大きく成長して
細胞膜が破壊されてしまいます。
このような状態で凍っている食品を
解凍すると、溶ける時に、
壊れた細胞膜から中の水分が
うまみ成分と一緒に外に流失
してしまい、解凍したものは水分が
抜けてぱさぱさになってしまいます。
そのために、現在では船上でも
30分以内の急速冷凍をすることで
そのような問題点を改善しています
他にも、新しい冷凍技術として
CASエネルギーを均一に与えることで
電子レンジのように
細胞組織の中にある水分子を振動させ
生成される氷晶を微細化し、
細胞壁や細胞膜を壊しにくくする
技術が開発され、解凍しても
ほとんど、生との違いがないように
なってきました
guramu98
0 件のコメント:
コメントを投稿