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2014年3月15日土曜日

桜海老


桜海老(魚屋の独り言)

      桜海老(さくらえび)

 発光器を備えた体長4~5cmの
一年生の動物プランクトン

水揚げしたとき美しい透き通った
桜色に変わり、干したときも
一面、桜色のカーペットのようになるので桜エビと呼ばれています

 よく駿河湾固有と言われていますが、台湾の東部でも捕れます

遠州灘、相模湾、東京湾でも少し捕れるそうです

春と秋に沼津沖から大井川沖の間で、
夜間漁が行われています

明治27年、由比の漁師、
渡辺忠兵衛氏がウキを忘れたまま漁を
してみたら、網が深く沈み大量の桜エビがとれたのが
桜エビ漁の始まりだといわれています

生桜エビは寿司ネタや刺身用で利用し
素干し桜エビは水分25%で長期保存ができます

釜揚げ桜エビは水分80%、塩分2.5%程度で色落ちが早いです

春漁物は 産卵前で魚体が大きく乾燥が速く、
色が良く良質が多いので漁は春が多い

秋漁物は新仔(シンコ)が中心で魚体が小さい、品質も不安定です
秋は気温が低いため、乾燥時間が
長くなり仕上がりが白っぽくなります

台湾産は機械乾燥のため赤味が強いようです

guramu98


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